ECサイト運営を行う中で、自社商品やブランドの認知を広げるための施策として、SNSの口コミの力を最大限に活用していますか?
SNSの口コミは、今やマーケティング手段のひとつとされるほど、利用者の信頼や購入のきっかけになるものと言われています。
今回は、SNSの口コミがECサイトの売上に与える効果や、レビューマーケティングを成功させるポイント、注意点までを詳しく解説します。
SNSの口コミを集めるキャンペーンをやってみたい、集めた口コミを活用したいと考える人はぜひ参考にしてください。
SNSの口コミがECサイトの売上に与える3つの効果
SNSの口コミはECサイトの売上に対して、以下の3つの効果をもたらします。
- 拡散力の高さ
- 費用対効果の高さ
- 消費者からの信頼の獲得のしやすさ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
拡散力の高さ
SNSは拡散力の高い媒体です。
「バズる」という言葉は、SNSやインターネット上の投稿や口コミが原因で特定の事柄や話題にたくさんの人が集まっている状況を指します。
SNSで自社の商品や企画をバズらせることができれば、一瞬で不特定多数の人に情報を届けることができ、商品販売の機会を増やせます。
Z世代に対して行ったSNSでバズった商品の購入経験に関するアンケートでは、80.2%もの人がバズった商品を購入した経験があると回答。
引用:[GIRL’S GOOD LAB×zzz.inc.インターネット調査概要]
たとえば、商品だけでなくSNSの口コミ投稿企画がバズれば、企画参加者が増えて自然と口コミが増え続ける仕組みも作れるかもしれません。
SNSの拡散力の高さを活用すれば、口コミの収集や商品のPRも効果的に進められるでしょう。
費用対効果の高さ
SNSの口コミを活用した施策は、費用対効果の高さが魅力です。
なぜならXやInstagramなどのSNSは個人や企業の誰もが無料でアカウントを作成できるから。
口コミ投稿を企画する際も、内容を考えて投稿するだけで、SNS上で勝手に拡散されていきます。
Web上におけるリスティング広告や動画を使った広告などでは、LPや動画を作るために専門家に依頼したり、広告を掲載するだけで数十万もの費用が発生することもあるでしょう。
他にも、メルマガに口コミ回答を求める仕組みをつくれば、メールを送付するだけでユーザーに直接口コミを書いてもらう機会を作ることもできます。
どのSNSを活用するかによって、口コミをどう収集できるかが変わってくるのもレビューマーケティングの強みのひとつです。
消費者からの信頼の獲得のしやすさ
SNSによる第三者からの口コミは、企業が自社の商品をPRするよりも信頼を獲得しやすい情報源になりました。
近年では、InstagramやX、TikTokなどのSNSが情報収集の手段のひとつとなり、商品購入の前にSNSで口コミを確認する人が増えています。
実際に、モノやサービスの購入を検討する際に、どんな人のクチコミに影響を受けることが多いかアンケートを実施した結果50%もの人が、「たまたま見つけたSNS投稿」と回答しています。
引用:[SNSのクチコミが購入・来店に与える影響調査(2022年)]
消費者から信頼を獲得するには、自社からの発信ではなく利用者からの声としてSNSの口コミを活用する必要があるでしょう。
SNSの口コミを活用したレビューマーケティングを成功させる3つのポイント
SNSの口コミを活用して認知の拡大や自社商品のPRを目指す活動のことを、レビューマーケティングと呼びます。
ここでは、レビューマーケティングを成功させるために必要な3つのポイントを解説します。
- ターゲット選定に力を入れる
- 口コミに返信してコミュニケーションを図る
- ポジティブな口コミが増える仕掛けを作る
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ターゲット選定に力を入れる
効果的なレビューマーケティングには、適切なターゲット選定が大切です。
商品やサービスに最適なターゲット層にアプローチすることで、より高い効果が期待できるため。
たとえば美容製品のレビューマーケティングを実施したい場合は、美容に関心の高い20〜30代女性をターゲットとし、ターゲットに合ったキャンペーンやPRを実施します。
ターゲットが決まっていればキャンペーンのプレゼント内容やどんなデザインで進めるかまでイメージがしやすく、目的に合った人からの口コミを集めやすいでしょう。
口コミに返信してコミュニケーションを図る
SNSは、双方向の交流ができる点も魅力です。
投稿された口コミには積極的に返信して、ユーザーとのコミュニケーションを図りましょう。
企業がユーザーの投稿に直接返信することで、親しみやすさが生まれ、信頼関係を構築しやすくなります。
また、企業が直接口コミに返信していることは当事者だけでなく他のユーザーも見ることができるため、企業が顧客に寄り添っていることをアピールするチャンスとも言えるでしょう。
ポジティブな口コミには感謝の意を表し、ネガティブな口コミには謝罪と改善策を伝えるなどそれぞれの対応を考えておくことが大切です。
ポジティブな口コミが増える仕掛けを作る
SNSは拡散力の高い媒体であることから、ポジティブな口コミだけでなくネガティブな口コミが拡散される可能性もあります。
そのためSNSの口コミ企画を進める際は、ポジティブな口コミを増やすための仕掛けづくりが重要です。
満足度の高い顧客からの自発的な口コミは、最も効果的なマーケティングツールです。
購入後のフォローアップメールでレビュー投稿を依頼したり、レビュー投稿者に特典を提供したりすることで、より内容の濃いかつ熱量のある口コミを獲得できるでしょう。
購入後のフォローアップメールをより効果的に活用したい人はReviCoにお任せください。
ReviCoはメールを使った口コミ投稿の促進や、口コミの自動最適化ができるツールです。
届いたメールに直接口コミを回答できる機能があり、ReviCoの導入でレビューの投稿数が30倍になったとの報告もあります。
良質な口コミを多く集めたい、収集した口コミを上手く活用したいとお考えのECサイトの運営者様は、ぜひご相談や資料請求をご検討ください。
SNSの口コミを活用する際の注意点
SNSの口コミを活用する企画やマーケティングを進める場合、いくつか注意点があります。
ここでは3つの注意点をまとめました。
- 口コミをスムーズに投稿できる仕組みを作る
- 医療広告のガイドラインを確認する
- 口コミは許可を取得して二次利用する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
口コミをスムーズに投稿できる仕組みを作る
口コミを効果的に集めている施策は、常にユーザー目線で考える姿勢を徹底しています。
フォローアップメールに口コミ掲載を依頼する場合をイメージしてください。
口コミを投稿するまでの流れとして、メールから別サイトに移動する、移動先で会員登録する、回答内容が10個以上ある、などの複数の条件があればユーザーは口コミ投稿するまでに離脱してしまうでしょう。
できるだけユーザーに負担を感じさせず口コミを依頼することが大切です。
ReviCoではメール画面上で口コミを投稿できる機能があるため、ユーザーの多くがストレスを感じずに手軽に口コミを投稿できる仕組みを作っています。
口コミを投稿するユーザーの目線に立って企画の立案や実施を進めてみてください。
医療広告のガイドラインを確認する
医療関連の商品やサービスの場合、医療広告ガイドラインを事前に確認しておきましょう。
参考:[医療広告ガイドライン]
医療は生命や人体に関わる専門性の高いサービスであることから、広告に関する厳格な規制があり、厚生労働省が設定した医療広告ガイドラインに違反すると、罰則の対象となる可能性があります。
ガイドラインには、効果や効能を誇大に表現しない・比較広告を避ける、などの内容が記載されています。
自社でSNSを使ったキャンペーンを実施する前には、医療広告ガイドラインを確認しておくことが大切です。
口コミは許可を取得して二次利用する
SNS上で集めた口コミを他の媒体で利用する際は、必ず投稿者の許可を取りましょう。
口コミの無断使用は著作権侵害となる可能性があり、法的なトラブルや信頼失墜につながる恐れがあります。
キャンペーンを実施する場合は参加条件に二次利用の可能性に対する承諾を得ておく、もしくは投稿者にDMで連絡し書面で許可を得るなど、方法はさまざまです。
口コミ運用ツールを活用すれば、事前に二次利用における許諾の仕組みも用意されている場合もあります。
トラブルを防ぐためにも、二次利用における基本的なルールや仕組みづくりは社内でルールを定めて共有しておきましょう。
レビューマーケティングはReviCoにお任せ
今回はSNSを使った口コミの収集方法として、レビューマーケティングを紹介しました。
レビューマーケティングはSNSの拡散性の高さや第三者からの口コミという信頼の高さを利用したマーケティング施策のひとつです。
レビューマーケティングを活用すれば、Web広告などに予算を割かなくても効率的に自社の認知を広げたり購入の後押しをする仕組みを作れるでしょう。
ただ、レビューマーケティングを進めるには、ユーザーが気軽に口コミできる仕組みを作ったりトラブルを予防するための対策が不可欠です。
ReviCoを活用すれば、購入者に対するフォローアップメールを活用して気軽に口コミを収集する仕組みをつくれます。
プレゼント企画と組み合わせることで口コミ投稿数を増やし、顧客とのコミュニケーションも積極的に取れるでしょう。
収集した口コミは自社のECサイト内で活用することも可能です。
口コミを使ったレビューマーケティングに興味がある人は、ぜひReviCoにご相談ください。