自社の商品やサービスの認知を広げたいと考える人の中で、口コミマーケティングという言葉を聞いた事がある人はいませんか?
口コミマーケティングとは、商品やサービスの利用者が作成した口コミを活用して、認知拡大や信頼の獲得を目指すマーケティング手法です。
口コミが拡散されることで、自社の商品・サービスが多くの人の目に留まるので、活用しだいでは売上の向上が期待できます。
今回は、口コミマーケティングの概要から成功事例、成功するためのコツまで、具体的なデータと実例を交えて紹介します。
口コミを効果的に活用するためのおすすめツールも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
口コミマーケティングとは?
口コミを拡散させる仕組みを作る理由は、消費者が商品を購入する際の指標に口コミを取り入れているからです。
口コミを活用したマーケティング手法のことを、口コミマーケティングと呼びます。
ここでは、口コミマーケティングについて解説します。
- 口コミが与える効果
- 口コミマーケティングの重要性
それぞれ詳しく見ていきましょう。
口コミが与える効果
口コミがマーケティングに取り入れられる理由は、口コミは消費者に対して以下の心理効果を与えているからです。
ウィンザー効果 | 第三者の発する情報・意見が、個人の選択や意見に大きな影響を与える効果例)第三者から聞いた方が信頼できる |
バンドワゴン効果 | 大勢の人が特定の選択肢を支持している状況が、その選択肢を選択する人をさらに増やす効果例)みんながやっているから私もやる |
ハロー効果 | 一部の特徴的な印象に引きずられて、他の要素に対する評価が歪んでしまう状態例)「英語ができる」という情報だけで仕事ができる人に見える |
ECサイトの商品紹介ページに口コミを掲載する理由は、購入のきっかけにウィンザー効果を期待しているからだと考えられます。
口コミの活用は、自社のECサイトの売上や認知の拡大に効果的です。
口コミマーケティングの重要性
口コミマーケティングがECサイトの認知拡大や売上アップに重要な理由は、SNSの発達により人々の多くは、買い物の際に口コミを重要視する傾向が強まってきたからです。
アジャイルメディア・ネットワーク株式会社の実施した調査によると、口コミがきっかけで商品を購入した人のうち、継続的に商品を購入している人の割合は、全体の60%以上という結果が出ています。
引用:[SNSのクチコミが購入・来店に与える影響調査(2022年)]
口コミがきっかけで商品を購入した人はリピーターになりやすいという結果を見ると、ECサイトの運用には口コミマーケティングが効果的だということが分かるでしょう。
口コミ拡散を成功させる口コミマーケティングのコツ3選
口コミマーケティングは、インフルエンサーを起用して拡散を狙うインフルエンサーマーケティングやSNSを使ったフォロー&リツイート企画など、さまざまな手法があります。
口コミマーケティングは実施したからといって全ての企画で口コミが拡散される・成功するわけではありません。
ここでは、口コミマーケティングを成功させる3つのコツを紹介します。
- 口コミ・拡散したくなる企画を作る
- ユーザーが気軽に参加できる仕組みを作る
- コンセプトに合ったデザインや出演者を選ぶ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
口コミ・拡散したくなる企画を作る
口コミの拡散を狙うには、ユーザーが積極的に共有・拡散したくなるようなコンテンツや企画を作ることが重要です。
人は面白い・感動した・有用だと感じた情報を他人と共有したいと思う傾向があります。
ユーザーに「シェアしたい」と思わせる企画を考えるには、インパクトや流行、議論したくなる話題を探してみるとよいでしょう。
ユーザーが気軽に参加できる仕組みを作る
口コミマーケティングを成功させるには、気軽さが大切です。
たとえば、口コミ投稿企画の条件に長文のフォームの入力と会員登録、アンケート回答など複数かつ面倒な作業が指定されていれば、応募する前にやる気がなくなります。
しかし、「フォローとリツイートだけ」「ハッシュタグを付けるだけ」などの簡単な作業にしたり、同じアプリ上で作業が完結する仕組みをつくれば、ユーザーも気軽に参加できるでしょう。
参加のハードルが低ければ低いほど、より多くのユーザーが口コミ投稿する可能性が高まります。
口コミ投稿の詳細を変わりやすく説明する、期間を決めるなど条件を絞りつつさまざまな企画を試してみてください。
口コミ運用を効率的に実施するには、ツールの活用がおすすめです。
「ReviCo」は口コミ投稿の促進や、口コミの自動最適化ができるツールです。
メールに直接口コミを投稿できる機能が備わっているため、ユーザーの口コミ投稿のハードルを低くできます。
さらに管理する際も、簡易なレビュー承認機能を使えばレビューに対して気軽に返信コメントをすることが可能です。
良質な口コミを多く集めたい、収集した口コミを上手く活用したいとお考えのECサイトの運営者様は、ぜひご相談や資料請求をご検討ください。
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コンセプトに合ったデザインや出演者を選ぶ
インフルエンサーマーケティングを行う際に特に言えることですが、ブランドや商品のコンセプトに合ったデザインや出演者を選ぶことも重要です。
たとえば、コスメブランドのPRをしたいと思った時に男性のお笑い芸人をインフルエンサーマーケティングに起用しても、求めるターゲットに情報が届かない可能性があります。
ブランドのコンセプトやターゲット層は何か、それに見合ったデザインやイメージモデルは誰かなど、事前に分析しておくことが大切です。
ブランドやコンセプトに合わない人物やデザインを採用すれば、逆に悪い口コミが増えたり炎上するリスクもあるため注意しましょう。
口コミマーケティングの成功事例
ここからは実際に口コミマーケティングで成功した事例を2つ紹介します。
なぜ成功したのか、コンセプトや目的などを分析して、自社の口コミマーケティングの企画に役立ててください。
- バズるネタの提供|米セブンイレブン
- TikTok売れ現象が発生|花王株式会社
それぞれ詳しく見ていきましょう。
バズるネタの提供|米セブンイレブン
米国のセブンイレブンは、ユーザーが思わず投稿したくなるような商品を販売することで口コミマーケティングを成功させました。
販売したのはシャーベット飲料の「SLURPEE(スラーピー)」で、新商品にはストロー部分に髭のデザインを付けています。
ドリンクを飲もうとすると髭が生えたようになり、若者を中心にSNSで自撮りの投稿が大量に発生しました。
結果として150万インプレッションを達成し、ポジティブな口コミも獲得しています。
バズるらせる商品を企画するのも、口コミを自然に増やす仕組みのひとつと言えるでしょう。
TikTok売れ現象が発生|花王
花王株式会社は、新商品であるリップモンスターのPRとしてインフルエンサーマーケティングを展開しました。
10〜20代の女性向けに認知度を高めるために活用したSNSはTikTokやYouTubeです。
YouTubeでは美容・コスメ系の発信をするYouTuberに口コミ投稿やPR動画の作成を依頼して、ターゲットにリップモンスターの魅力を発信しています。
さらにTikTokでは、リップモンスターの発色を楽しんでもらうためにオリジナルエフェクトを作成。
撮影でエフェクトを利用するだけでリップモンスターを付けた自分の姿をイメージできるような仕組みを作りました。
結果としてエフェクトを利用した動画の投稿数は約1,600回、エフェクトを利用した動画総再生回数は約460万回を実現しています。
口コミマーケティングはツールの導入で効率化させよう
今回は口コミを拡散させる仕組みとして、口コミマーケティングの概要や成功するためのコツ、成功事例を紹介しました。
口コミマーケティングは、SNSの発達により消費者が商品購入の指標として口コミを重要視したことがきっかけで求められるようになりました。
口コミを効率的に集めるには、ユーザーが参加しやすい環境を作ったり、インフルエンサーを起用したりと方法はさまざまです。
ただ、口コミマーケティングは口コミを拡散させたら終わり、というわけではありません。
拡散した口コミを収集し自社のサイトに掲載したり、新たな企画を出し続けたりすることで認知を広げ売上の向上に貢献します。
口コミを収集・管理したい人はツールの導入がおすすめです。口コミには迅速丁寧に返信することで、投稿者をリピーターにするだけではなく、口コミを見た第三者へアピールできます。
また、丁寧に返信をすることで検索上位に表示できるため、集客にもつながるでしょう。
「ReviCo」は口コミ投稿の促進や、口コミの自動最適化ができるツールです。
簡易なレビュー承認機能があり、レビューに対して返信コメントをすることが可能です。
口コミを利用して、ECサイトの購買率の向上をお助けします。
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