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2024/11/22ファンコミュニティの成功事例5選!運用のメリットやポイントも詳しく解説

    トレンド

    近年、顧客との深い関係の構築(ファン化)を目指す企業が注目しているのが、ファンコミュニティの構築です。

    ファンコミュニティを構築する目的はさまざまですが、ファンコミュニティがうまく機能すれば単なる商品の販売で終わりではなく、ブランドとユーザーが共に共有・成長できる場として重要度は今後さらに高まっていくでしょう。

    本記事では、成功企業の事例を交えながら、効果的なファンコミュニティの運営方法やファンコミュニティの概要、成功に必要なポイントを紹介します。

    ファンコミュニティとは?運用するメリット

    そもそもファンコミュニティとは、ブランドや企業のファンが集まり、情報交換や交流を行うプラットフォームを指します。

    ファンコミュニティは、企業とユーザーだけでなくユーザー同士の関係性を深める重要な場として機能しています。

    ここではファンコミュニティを運用する主なメリットをまとめました。

    顧客との関係強化双方向のコミュニケーションの実現企業とユーザーとの信頼関係の構築ブランドロイヤリティの向上
    製品開発への活用顧客からのリアルなフィードバック収集市場ニーズの把握製品改善のヒントの獲得
    マーケティング効果口コミによる自然な拡散を実現商品認知度の向上販促コストの削減

    ファンコミュニティを運用することで、顧客のファン化だけでなく製品の改良改善に関するデータ収集、マーケティング効果があることがわかります。

    ファンコミュニティの使い方次第では、自然と口コミやアイデアが発生し、企業に対する満足度やロイヤリティが向上する効果も出てくるでしょう。

    ファンコミュニティの成功事例5選

    ここからは、実際にファンコミュニティを運営してファンとの交流を深めている企業の事例を紹介します。

    • CAINZ DIY Square|カインズ株式会社
    • &KAGOME|カゴメ株式会社
    • BASE FOOD Labo|ベースフード株式会社
    • meecket!(ミーケット)|コクヨ株式会社
    • IDEA PARK|株式会社良品計画

    それぞれ詳しく見ていきましょう。

    CAINZ DIY Square|カインズ株式会社

    ホームセンター事業を行うカインズ株式会社(以下カインズ)では、DIYの魅力を発信するコミュニティとして、CAINZ DIY Squareを立ち上げました。

    コミュニティを立ち上げた目的は、DIYを行うユーザーをオフライン・オンライン両方でサポートするためです。

    実際にCAINZ DIY Squareには、初心者から上級者まで幅広いDIY愛好家が集まり、自作のDIY作品を投稿し、互いに意見を交換しています。

    カインズのコミュニティが成功した秘訣は、スモールスタートで開始し、まずはワークショップの参加者など日頃からカインズとの関わりが深いユーザーを招待した点です。

    結果として、コミュニティで得たアイデアは、ワークショップの内容や商品開発にも取り入れられるようになり、より使いやすい工具や材料の開発・内容の濃いワークショップの実現につながっています。

    &KAGOME|カゴメ株式会社

    食品や飲料、調味料の大手総合メーカーのカゴメ株式会社(以下カゴメ)は、ファンコミュニティサイト「&KAGOME(アンドカゴメ)」を立ち上げています。

    &KAGOMEでは、料理やレシピの共有を中心とした活動を進めており、会員は自身の考案したレシピを投稿し、カゴメ商品を使用した創作料理のアイデアを共有しています。

    管理栄養士による監修付きのレシピ開発や、季節の野菜を使ったメニューの提案など、専門性の高いコンテンツも提供している点が特徴です。

    当初、&KAGOMEで獲得したファンは、個人株主とオンラインショップの購入者から募集していたため、初期段階からカゴメの商品や会社自体に興味関心が高いメンバーを集めることに成功しています。

    BASE FOOD Labo|ベースフード株式会社

    ベースフード株式会社は、BASE FOOD Laboという、栄養バランスと食生活の改善に関心のある会員が集まるファンコミュニティを構築しています。

    BASE FOOD Laboでは、新商品開発のモニタリングや、食生活改善の成功体験の共有など、製品開発と顧客体験の向上に直結する活動を展開しています。

    ファンの中での交流を定期的に増やすために、オフラインイベントも開催しています。

    結果として、コミュニティメンバー内で商品をおすすめし合う状況を作ることに成功し、売上アップにつながりました。

    meecket!(ミーケット)|コクヨ株式会社

    文具・オフィス用品メーカーのコクヨが運営するファンコミュニティ「meecket!」は、文具愛好家のための情報交換の場として人気を集めています。

    meecket!の参加ユーザーは文具の使用レビューや、文具を活用した手帳術、ノート術などをコミュニティの掲示板に共有しています。

    他にも、ユーザーの作成したプロフィール属性にあったおすすめの文房具を検索する機能もあり、ユーザー毎に最適な商品の提案も実現しています。

    実際にコクヨでは、meecket!で発信されたレビューやユーザーからの声を製品開発に活かし、より使いやすい文具の開発を行っています。

    IDEA PARK|株式会社良品計画

    株式会社良品計画(以下無印良品)は、IDEA PARKというシンプルで機能的な暮らしを追求するユーザーが集まるコミュニティを構築しています。

    無印良品の商品を使った収納アイデアや、アレンジ方法など、ユーザーからの実用的な生活の知恵が共有されています。

    また、定期的にユーザー参加型のワークショップを開催し、新商品のアイデア出しから製品化までのプロセスにユーザーが関われる仕組みを構築しています。

    IDEA PARKの大きな強みの一つは、ファンからの声で商品化されたものや、検討中のものを積極的に発信しており、ファンの声が反映される過程を共有している点です。

    「自分の声が商品に反映された!」と、ユーザーが実感することでさらにファン化を拡大しているといえるでしょう。

    ファンコミュニティを運用する際のポイント

    ここからはファンコミュニティの運営を進めるためのポイントを紹介します。

    • ファンコミュニティの目的を定める
    • ファン同士の交流の場を積極的に作る
    • ファンの声を基に改善を行う

    それぞれ詳しく見ていきましょう。

    ファンコミュニティの目的を定める

    ファンコミュニティを立ち上げるには、まず明確な目的設定が必要です。

    なぜなら、コミュニティの方向性が定まらなければ、実際にユーザーがどう利用すればいいか迷ってしまうリスクがあるからです。

    ファンコミュニティの立ち上げで定めることの多い目的やゴールの例をまとめました。

    • ファンを育成する
    • 商品開発のためのユーザーインサイトを収集する
    • ブランドロイヤリティを向上させる
    • カスタマーサポートを効率化させる
    • ファン同士で問題を解決させる
    • ユーザーからの発信をきっかけに新規顧客を獲得する

    目的が定まることで、KPIの設定や具体的な施策の立案がしやすくなります。

    また、コミュニティメンバーに対しても、参加する意義や価値を明確に伝えることができるでしょう。

    ファン同士の交流の場を積極的に作る

    活発なコミュニティを維持するためには、メンバー間の交流を促進することが重要です。

    具体的なアイデアの例は以下のとおりです。

    オンライン定期的なオンラインイベントの開催ユーザー投稿の表彰制度テーマ別のディスカッションの設定Q&Aボックスの実施
    オフラインリアルな場での商品開発ワークショップの実施工場見学やバックヤードツアーメンバー限定イベントの企画

    定期的にイベントを開催することでコミュニティの一体感が醸成され、より活発な意見交換が期待できるでしょう。

    ファンの声を基に改善を行う

    コミュニティを継続的に発展させるには、参加メンバーの声を商品やサービスの改良に活用したり、フィードバックの結果をコミュニティ内に周知することが大切です。

    具体的な情報収集とフィードバックの流れは以下のとおりです。

    フィードバックを収集するアンケート調査の実施投稿内容の分析個別ヒアリングの実施
    改善のための計画を立てるフィードバックの優先順位付け実現可能な改善案の検討具体的な実施計画の立案
    改善結果を共有する実施した改善内容の報告・共有改善による効果のデータ化参加メンバーに対する感謝の発信

    特に重要なのは、フィードバックに基づく改善を行った後、その結果をコミュニティメンバーに共有することです。

    フィードバックをもとに改善が行われたことがわかれば、メンバーの参加意欲が高まり、より質の高い意見や提案が集まるようになるでしょう。

    ファンコミュニティを活用して自社のファンを増やそう

    今回は、ファンコミュニティを運用するメリットや目的、具体的にファンコミュニティを運用している企業の事例を紹介しました。

    成功事例を見てわかるようにファンコミュニティを運用するには、明確な目的やゴールを定めることが大切です。

    ファンコミュニティといっても、事例のように多種多様な展開の仕方がありますので、自社はどのようなファンコミュニティを作りたいのかを分析・検討したうえで進めていきましょう。

    ファンコミュニティ以外にも、顧客との接点を持つ機会や顧客の声を反映させる機会はあります。それは口コミ・レビューの活用です。

    ツールを使って効率よく口コミを収集し、ECサイトに掲載できれば、顧客の購入を後押しすることができ、売上に繋げることができます。

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