口コミツールとは、その名の通り口コミを効果的に活用するためのツールです。口コミが購買行動に与える影響が大きい昨今において、口コミツールは注目を集めています。
今回は、口コミツールの概要や、活用方法をお伝えします。また、口コミツールの選び方についても深掘りします。
口コミを活用するためのツールとは
口コミツールとは、取り扱っている商品やサービスの口コミを集めて運用するためのツールです。
自社ECサイトやECモールでなかなか口コミが集まらない、などのお悩みを解決に導きます。食品やアパレル、コスメ業界など幅広い分野で活用されています。
総務省の”「平成２８年版 情報通信白書」の概要”によると、インターネットショッピングサイトにおいてレビューを参考にする人は、20〜40代は8割程度、50〜60代は7割程度です。
レビューの評価内容や件数が、商品やサービスの売れ行きにも影響を及ぼしているのが現状です。
口コミに着目しツールを用いて収集のための仕組み作りに力を入れる企業が増えています。
口コミツールの主な活用方法
口コミツールの活用方法を詳しくお伝えします。
口コミの集積方法の改善
口コミやレビューの投稿件数を増やすのに役立ちます。
例えば、直感的かつ簡単に入力できるテンプレートを取り入れられます。また、投稿者へのプレゼントを用意して、投稿を促す方法も効果的です。
もし、店頭で商品やサービスを提供している場合には、その場ですぐに投稿できるような導線を用意しておくこともできます。
口コミ数が多いと、幅広い意見を集められるため、多くの人に参考にしてもらいやすいです。また「ある程度多くの人に買われている」と実感してもらいやすいため件数にこだわることは重要だといえるでしょう。
口コミによる顧客の悩みの言語化
購入を検討している人がまだ言語化できていない悩みに関する口コミを集められます。
口コミを通して、ターゲットと同じ属性の人の感想を伝えられます。商品を買った理由や、買うことで何が改善できるのかについて情報を提供することで、自分ごとだと考えてもらいやすく、売り上げを伸ばすことが可能です。
また、商品やサービスとマッチした顧客を集める効果もあり、顧客満足度を上げることもできるでしょう。
口コミの最適な表示
お客様に合わせた最適なレビューを表示できれば、選択肢として考慮してもらいやすくなります。
たとえば、客層に合わせてデザインや表示項目を選択できれば、より興味や関心を引きやすく集客に役立てられます。
口コミツール導入の効果5つ
口コミツールを導入することで得られる効果を4つにまとめて解説します。
1.コンバージョン率の向上
口コミツールを用いることで、コンバージョン率を向上させることが可能です。選択肢がいくつかあって悩んでいる際の決定打を提供できます。
企業側の商品説明だけでは顧客がなかなか判断できないこともあり得ます。お店側が求められる情報を100％網羅した説明文を記載することは、なかなか困難です。
実感を伴った口コミを読み納得して買ってもらえる仕組みづくりは、コンバージョン率アップの効果を期待できるでしょう。
2.新規顧客・リピーターの増加
口コミやレビューは、商品を実際に購入している人がいたり、満足していたりする人がいる事実を証明するものです。
お店側が魅力を一方的に伝えるだけでは、なかなか響かないこともあります。口コミは第三者の意見として、そして実感を伴った生の声としてより信頼してもらいやすいです。
もちろん、中には改善を求める声もあるかもしれません。しかし、万人に受ける完璧なプロダクトやサービスは、なかなか実現しがたいものです。
重要なことはネガティブな口コミがあったとしても、誠意を持って対応できるかどうかです。対応次第では顧客の信頼を一層深めることも可能でしょう。
3.顧客に合わせた接客
口コミツールは、顧客の要望に合わせた接客を可能にします。口コミにより、顧客が商品を購入した理由や経緯を明らかにできるケースも多いためです。
例えば「店頭で試着して購入したものが気に入り、色違いをECで購入した」など、購入までの体験を投稿してもらえることがあります。
また「〇〇という口コミが気になって購入した」という口コミがあれば、顧客の悩みや購入の理由が明らかになります。
購入者の動向や悩み、目的をレビューで知ることで、EC上もしくは対面でお客様に合わせた対応ができ、購買行動の誘発をより可能にするでしょう。
4.商品に関するアイディアの収集
商品やサービスの購入者には、自己流でその価値を楽しむ人も多いです。
顧客と話をする時間がなかったり、ECでの販売がメインだったりする場合にも、口コミによって自社では思いつかない使い方やアレンジ方法を知ることができます。
社内にはなかった新たな視点、斬新な発想で活用してもらえているアイディアは、購入を検討している人やリピーターにとっても参考となるケースが多いです。また、アイディアは社内での商品開発に生かすことで、より需要にあったプロダクトを生み出せるかもしれません。
5.口コミを集められる
口コミツールはなんといっても口コミを集められます。自社ECサイトやグーグル上などでの口コミを増やせます。
口コミが集まることで、サービス利用者がいることやサービスの満足度を知らせることが可能です。第三者によるコメントは商品の信頼を高めたり魅力を発信したりするのに役立ちます。
口コミは新規顧客を獲得したり、リピーターを定着させたりできます。口コミツールの導入は企業の成長のための大きな一手にもなり得るでしょう。
口コミツールを用いた収集方法には、口コミを記載しやすくするためのサポートや、口コミ投稿による特典の提供などが挙げられます。それぞれの企業や商品にあった方法を取り入れるとよいでしょう。
口コミツールの選び方とは？
口コミツールの選び方について4つのポイントをお伝えします。
口コミ運営の目的や方針の決定
口コミを活用して達成したい目標や、運用の方針を決めるところからがスタートです。
口コミを活用するためのツールには、さまざま機能が備わっています。商品やサービスの内容、店舗やECでの運用体制や、対応チャネルなどによって、相性の良い機能は異なります。
口コミツールの効果を最大化するためにも、口コミ運用の目的や方針を明確化しましょう。
目的や方針にあった機能の選択
口コミ運用をサポートするツールを活用する際には、自社にあった機能を選択することが重要です。運用効率を上げられます。
口コミツールの機能には、例えば以下のようなものがあります。
- 自動メールによる口コミ投稿促進
- 口コミ投稿による特典のお知らせ
- 口コミ投稿時の属性・アンケートのチェックボックスの設定
- レビューの承認機能
- デザイン変更
- 広告などでの口コミ利用支援
- 店舗での表示や投稿用のバーコード読み取り機能
自社に合う方法を掛け合わせることで、目標達成までのスピードを加速させられるでしょう。
操作のしやすさの確認
ツールの操作のしやすさは、結果にも直結します。資料や事前説明などを通して、自社に合っているのかを吟味する時間は欠かせません。
新たなツールを導入すると慣れない作業をこなさなければならず、なかなか踏み切れない方も多いです。しかし、操作が簡単だったり、自社に合ったカスタマイズが可能だったりすれば、取り入れるハードルは下がります。
口コミ運用は長く続けることで効果が得られやすいです。長くお付き合いするツールとして自社にあっているものを選択することが、結果を出す上でも大切だといえるでしょう。
サポート体制のチェック
操作をしていてわからないことが見つかったときや、トラブルが発生した時に、サポートを受けられるツールを選びましょう。
マニュアルが整備されていることはもちろん、問い合わせ窓口が設置されていることも重要です。導入前には、有事に備えてサポート体制を確認しておくと安心です。
おすすめ口コミツール3選
おすすめの口コミツールを3つ紹介します。
1.ReviCo
口コミの課題解消と最適化を図るツールならReviCoがおススメです。口コミを集めるプレゼントキャンペーンをReviCo側で開催しており、「なかなか集まらない。。。」悩みを解消してくれます。
更にサイト上だけでなく、お店でのレビュー収集・閲覧も可能となっております。
また、集まった口コミも商品に掲載するだけではなく、良い口コミをピックアップできたり、お客様ともコミュニケーションが取れる機能も搭載しています。
分析・管理機能も充実しており、店舗や商品開発への情報提供にも活用できます。口コミをECだけではなく、様々な領域にも活用していきたい方におススメのツールです。
2.Locaop
Googleマップ上でお店を認知してもらうためにおすすめなのが、Locaopです。
Googleビジネスプロフィールの運用をサポートしてくれるため、Google上での口コミを集めることにも役立ちます。
新規顧客の開拓に役立つため、Googleマップ上での集客に力をいれたい、実店舗に足を運んで欲しいというお店に特におすすめです。
3.Canly
複数の店舗を展開している企業におすすめなのがCanlyです。各店舗にグーグル上で各店舗に寄せられた口コミを一括管理できます。
口コミ数や評価点数などを分析できるため、店舗間のサービスや接客のムラをなくせたり、個別の対応が可能です。
経験豊富なコンサルタントのサポートを受けたり、コミュニティー内の定期的な勉強会へ参加したりできるため、スキルを伸ばしながら安心して運用を続けられるでしょう。
まとめ
取り扱っている商品やサービスの口コミを集め、活用をサポートする口コミ運用ツールがあります。食品やアパレル、コスメ業界など幅広い分野で導入されています。
口コミツールは、自社にあった方法で活用することが可能です。口コミを収集したり、顧客の悩みを言語化し潜在顧客に伝えたりすることに役立ちます。また、見やすくかつ購入につながるような表示に設定できるため、目的にかなった運用のサポートが可能です。
口コミツールを導入することで、さまざま効果が得られます。まず、商品選択の際の参考にしてもらえることで、コンバージョン率を上げられます。また、商品の購入者がいることや、満足度が高いことを第三者から伝えてもらえるため、新規顧客やリピーターの増加にも効果的です。顧客に合わせた接客をサポートし、購買を誘発するための施策を考えやすくなります。
さらに、社内にはなかった新たな発想で商品やサービスを楽しむ方法を知るきっかけにもなり得ます。商品開発のアイディアが得られることもあるため、会社の進むべき方向性を探る手立てにもなるでしょう。
口コミツールを選ぶ際には、運用目的や方針をまず明確にしましょう。目的や方針が定まることで、最適なツールや機能を選択できます。操作性が高いことや、有事の際のサポート体制が整っていることも大切です。
口コミの活用や収集、運用についてお悩みの場合には、初めての方にも使いやすく、効果を得ることが可能なReviCoのサービス導入をご検討いただけますと幸いです。
